ロッシーニ《セビリアの理髪師》

チケットを購入する
MAR 2027

 

あらすじ

時と場所:18世紀 スペインのセヴィリアの街

 

第1幕

第1場:バルトロ家のバルコニーの下

マントを身にまとったアルマヴィーヴァ伯爵が現れ、ロジーナのバルコニーの下でオーバード(朝のセレナード)「空は微笑み」を歌うが答えはない。そこへ町の理髪師フィガロが「私は町の何でも屋」を歌って陽気に登場。伯爵は彼が彼女の後見人バルトロの家に出入りしていると知って、ロジーナとの取り持ちを依頼した。その時バルコニーの扉が開き、ロジーナとその後見人バルトロが現れる。バルトロはロジーナの財産と美貌から、彼女と結婚したいと願っている。ロジーナは手にした伯爵宛の手紙をバルトロに見とがめられるが、素早く下に落としてしまう。伯爵がその手紙を読むと、「名前と身分を知らせて」との内容。バルトロが外出すると、伯爵は貧しい学生のリンドーロと名乗り「私の名が知りたければ」を歌いかけるが、彼女は連れ戻されてしまう。ロジーナへの想いを一層高めた伯爵はフィガロに相談する。フィガロは、伯爵が士官に変装してバルトロの家に泊まればいい…と妙案を出す。

 

第2場:バルトロ家の一室

ロジーナはリンドーロをアルマヴィーヴァ伯爵とも知らず、切ない恋心のアリア「今の歌声は」を歌う。そこにフィガロが現れるが、丁度そこにバルトロが戻り、フィガロはあわてて物陰に隠れる。ついで音楽教師バジリオが現れ、アルマヴィーヴァ伯爵がロジーナを狙っているから注意が必要、とバルトロに伝える。バジリオのアリア「陰口はそよ風のように」。再びロジーナ一人が残ると、フィガロが出てきて、リンドーロがロジーナを愛していると告げる。ロジーナは喜び、リンドーロに愛される喜びを歌いフィガロに手紙を預ける。フィガロが立ち去ったところでバルトロが部屋に戻る。バルトロはロジーナが手紙を書いたことを見つけ問うが、なんとか言い逃れ。そこにフィガロの入れ知恵で士官に変装した伯爵が登場、バルトロに宿を求める。バルトロは拒否するが伯爵は大騒ぎ。大混乱の中で幕となる。

 

第2幕

第1場:ロジーナの部屋

急病の音楽教師バジリオに代わって、伯爵がバジリオの弟子アロンゾと称して歌のレッスンに来る。しかしバルトロは信用しないので伯爵はロジーナの手紙を見せ、リンドーロは伯爵にロジーナを売り渡すつもりと嘘をつく。ここでさすがのバルトロもアロンゾを信用してしまう。ロジーナがレッスンに現れると、そこにいたのは恋いこがれていたリンドーロだった。ロジーナはリンドーロつまり伯爵の伴奏で「私の心に愛が芽生えて」を歌う。ついでバルトロが得意になって歌い出す。アリエッタ「いとしいロジーナがそばにいるとき」。フィガロがバルトロの散髪をするためにやって来る。フィガロはバルトロの隙を見てバルコニーの鍵を盗み取る。そこに病気のはずのバジリオがひょっこり現れる。伯爵はけげんな顔をするバジリオに自分の財布を手渡し、様子が飲み込めないバルトロを追い返す。恋人同士の伯爵とロジーナはラブシーンを繰り広げるが、駆け落ちの話をバジリオに聞かれてしまう。怒りだしたバルトロに伯爵とフィガロは逃げ出す。

第2場:ロジーナの部屋

はげしい嵐。バルトロはバジリオからリンドーロは伯爵自身だと聞く。バルトロはあわてて、今夜中にロジーナと結婚しようと公証人を呼びにやる。そしてロジーナには彼女が伯爵に宛てた手紙を見せ、伯爵はもてあそぼうと共謀していると言う。ショックを受けたロジーナはひとり涙にくれ、バルトロとの結婚を承諾。ロジーナは鍵を持ち去った彼らが、今夜ここに来ると告白する。真夜中バルコニーからフィガロと伯爵が入ってくる。ロジーナは不実者と罵る。しかし自分こそリンドローならぬ伯爵だと身を明かし、身分や財産ではない真実の愛を確かめるために変装していたと告白する。真実を知った彼女は再び愛に包まれる。そこにバジリオが公証人を連れて現れるが、フィガロの機転で伯爵とロジーナは結婚契約書を作ってサインしてしまう。そこへバルトロが警官らとともになだれ込むが時既に遅く、リンドーロが伯爵とわかって、警官も手が出せない。伯爵はバルトロに財産を与え、バルトロもついに諦める。一同二人の結婚を祝して全員の合唱「愛と誠実よ、永遠なれ」で幕となる。

プログラムとキャスト

Catherine Trottmann, Florian Sempey, Patrick Kabongo,
Jean-Gabriel Saint-Martin, Alexandre Adra*, Thierry Cartier*,
Fanny Valentin*

王立オペラ・アカデミー会員(2025/2027期)

王立オペラ合唱団および管弦楽団

ヴィクトール・ジャコブ(指揮)

セシル・ルサット、ジュリアン・リュベック(演出)

制作 Opéra Royal / Château de Versailles Spectacles,
Les Productions de l’Opéra Royal

ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユきゅうでん、フランス語:Château de Versailles)は、1682年にフランス王ルイ14世(1638年 - 1715年、在位1643年 - 1715年)が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)である。ベルサイユ宮殿とも表記される。

パリの南西22キロに位置する、イヴリーヌ県ヴェルサイユにある。主な部分の設計はマンサールとル・ブランによっておこなわれ、庭園はアンドレ・ル・ノートルによって造営された。バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名である。

 

概要[編集]

ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が建造した宮殿である。そのため、フランス絶対王政の象徴的建造物ともいわれる。ルイ14世をはじめとした王族と、その臣下が共に住むヴェルサイユ宮殿においては、生活のすべてが絶対王政の実現のために利用され、その結果さまざまなルール、エチケット、マナーが生まれた。

 

噴水庭園

宮殿よりも噴水庭園のほうが建設にかかった労力は上で、宮殿建設の25,000人に対し、36,000人が投入されている。噴水にはルイ14世の三つの意図が込められている。

 

「水なき地に水を引く」
ヴェルサイユには近くに水を引く高地がない。ルイ14世は10km離れたセーヌ川の川岸にマルリーの機械と呼ばれる巨大な揚水装置を設置し、堤の上に水を上げさせた。そして古代ローマに倣って水道橋を作って、水をヴェルサイユまで運び、巨大な貯水槽に溜め込んだ。こうして水なき地で常に水を噴き上げる噴水庭園を完成させ、自然をも変える力を周囲に示した。

「貴族を従わせる」
ルイ14世は10歳の時にフロンドの乱で、貴族たちに命を脅かされたことがある。ルイ14世はこの体験を一生忘れず、彼は貴族をヴェルサイユに強制移住させた。

「ラトナの噴水」は、ギリシャ神話に登場するラトナ(レートー)が村人に泥を投げつけられながらも、息子の太陽神アポロンを守っている銅像と、その足元にある蛙やトカゲは神の怒りに触れて村人たちが変えられた像を、模った噴水である。ラトナとアポロンはフロンドの乱の時、彼を守ってくれた母と幼いルイ14世自身を示し、蛙やトカゲに変えられた村人は貴族たちをあらわしている。王に反抗をする者は許さないという宣言を示している。
「太陽神アポロンの噴水」は、アポロンは天馬に引かれて海中から姿をあらわし、天に駆け上ろうとしているものを模った噴水である。アポロンはルイ14世自身をあらわし、彼が天空から地上の全てを従わせると示している。

「民衆の心をつかむ」
ルイ14世は民衆の誰もがヴェルサイユに入るのを許し、民衆に庭園の見方を教える「王の庭園鑑賞法」というガイドブックを発行した。それには「ラトナの噴水の手前で一休みして、ラトナ、周りにある彫刻をみよ。王の散歩道、アポロンの噴水、その向こうの運河を見渡そう」と書かれている。民衆は、ガイドブックに従って庭園を鑑賞することで、貴族と自然を圧倒した王の偉大さを刷り込まれていった。夏、ヴェルサイユでは毎晩のように祭典が催され、訪れた民衆はバレーや舞劇に酔いしれた。

類似したイベント