リュリ アティス
JAN 2026 | ||||||
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リュリ : アティス | 演出付きオペラ
フィリップ・キノーの台本による、プロローグと5幕の音楽悲劇。1676年サン=ジェルマン=アン=レーで初演。
フランス語上演、フランス語と英語の字幕付き。
上演時間:3時間30分(休憩含む)
本作ではアティスにまつわる二つの神話が融合しています。1676年に宮廷で初演され「王のオペラ」と称されたリュリとキノーの傑作は、その後3世紀を経て、ウィリアム・クリスティとジャン=マリー・ヴィレジエによる舞台がヴェルサイユ王立オペラで2度上演されることで、フランス・バロック大作オペラの再発見の重要な瞬間となりました。
アティスは新興の叙情芸術の絶頂です。物語の中心に愛を据え、リュリの作品で初めて主人公が舞台上で死ぬことで、最も硬い心さえも涙を誘う卓越した悲嘆を生み出します。リュリの驚異的な音楽はフィリップ・キノーの壮麗な悲劇的テキストをより輝かせ、彼らの初の傑作を生み出しました。
今、新たなバージョンの時が来ました。ここではレオナルド・ガルシア=アラルコンの音楽的情熱とアンジェラン・プレルジョカイの振付の華麗さが結びつき、アティスの驚異を再び呼び起こし、観客の魂を多くの魅力と涙で満たします…
共同制作 ヴェルサイユ王立オペラ / Château de Versailles Spectacles、ジュネーヴ大劇場 – 再演。
2022年にジュネーヴ大劇場のために制作。
プレステージVIPカテゴリー:劇場の最高の席、プログラムとシャンパン一杯付き。
プレステージカテゴリー:とても良い席、プログラムとシャンパン一杯付き。
プログラムとキャスト
マシュー・ニューリン - アティス
ジュゼッピーナ・ブリデッリ - キュベレー
アナ・キンタンス - サンガリデ
アンドレアス・ヴォルフ - セレノス、時の神
ヴィクトール・シカール - イダス、フォベトール、悲劇の夢
マリアナ・フローレス - フローラ、ドリス、イリス、泉の神 II
ルイージ・デ・ドナート - サンガール川
ニコラス・スコット - 眠り
ロール・ビノン - メリッセ、泉の神 I
ヴァレリオ・コンタルド - モルフェウス、川の神
アッティラ・ヴァルガ=トート* - ファンタゼ
王立オペラアカデミー会員 – 2023/2025年コース*
王立オペラ合唱団
カペラ・メディテラネア
レオナルド・ガルシア=アラルコン、指揮
プレルジョカイ・バレエ団
アンジェラン・プレルジョカイ、演出・振付
プリュン・ヌリー、舞台美術
ジャンヌ・ヴィセリアル、衣装
エリック・ソワイエ、照明
ジャン=フィリップ・ギュイロワ、演出助手
ダニー・レヴェク、クラウディア・デ・スメット、アーティスティックアシスタント
プログラム
フィリップ・キノーの台本による、プロローグと五幕の音楽劇。1676年、サン=ジェルマン=アン=レーで初演。
再演。
フランス語上演、フランス語・英語の字幕付き。
第一部:1時間45分
休憩
第二部:1時間10分
ヴェルサイユ宮殿
ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユきゅうでん、フランス語:Château de Versailles)は、1682年にフランス王ルイ14世(1638年 - 1715年、在位1643年 - 1715年)が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)である。ベルサイユ宮殿とも表記される。
パリの南西22キロに位置する、イヴリーヌ県ヴェルサイユにある。主な部分の設計はマンサールとル・ブランによっておこなわれ、庭園はアンドレ・ル・ノートルによって造営された。バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名である。
概要[編集]
ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が建造した宮殿である。そのため、フランス絶対王政の象徴的建造物ともいわれる。ルイ14世をはじめとした王族と、その臣下が共に住むヴェルサイユ宮殿においては、生活のすべてが絶対王政の実現のために利用され、その結果さまざまなルール、エチケット、マナーが生まれた。
噴水庭園
宮殿よりも噴水庭園のほうが建設にかかった労力は上で、宮殿建設の25,000人に対し、36,000人が投入されている。噴水にはルイ14世の三つの意図が込められている。
「水なき地に水を引く」
ヴェルサイユには近くに水を引く高地がない。ルイ14世は10km離れたセーヌ川の川岸にマルリーの機械と呼ばれる巨大な揚水装置を設置し、堤の上に水を上げさせた。そして古代ローマに倣って水道橋を作って、水をヴェルサイユまで運び、巨大な貯水槽に溜め込んだ。こうして水なき地で常に水を噴き上げる噴水庭園を完成させ、自然をも変える力を周囲に示した。
「貴族を従わせる」
ルイ14世は10歳の時にフロンドの乱で、貴族たちに命を脅かされたことがある。ルイ14世はこの体験を一生忘れず、彼は貴族をヴェルサイユに強制移住させた。
「ラトナの噴水」は、ギリシャ神話に登場するラトナ(レートー)が村人に泥を投げつけられながらも、息子の太陽神アポロンを守っている銅像と、その足元にある蛙やトカゲは神の怒りに触れて村人たちが変えられた像を、模った噴水である。ラトナとアポロンはフロンドの乱の時、彼を守ってくれた母と幼いルイ14世自身を示し、蛙やトカゲに変えられた村人は貴族たちをあらわしている。王に反抗をする者は許さないという宣言を示している。
「太陽神アポロンの噴水」は、アポロンは天馬に引かれて海中から姿をあらわし、天に駆け上ろうとしているものを模った噴水である。アポロンはルイ14世自身をあらわし、彼が天空から地上の全てを従わせると示している。
「民衆の心をつかむ」
ルイ14世は民衆の誰もがヴェルサイユに入るのを許し、民衆に庭園の見方を教える「王の庭園鑑賞法」というガイドブックを発行した。それには「ラトナの噴水の手前で一休みして、ラトナ、周りにある彫刻をみよ。王の散歩道、アポロンの噴水、その向こうの運河を見渡そう」と書かれている。民衆は、ガイドブックに従って庭園を鑑賞することで、貴族と自然を圧倒した王の偉大さを刷り込まれていった。夏、ヴェルサイユでは毎晩のように祭典が催され、訪れた民衆はバレーや舞劇に酔いしれた。