サロモン メデアとイアソン

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JAN 2026

 

サロモン:メデアとイアソン | コンサート形式のオペラ
会場:ヴェルサイユ宮殿 十字軍の間
日程:2026年1月31日(土)
時間:19:00|上演時間:休憩込みで約3時間

 

メデアとイアソンの神話は多くの作曲家と台本作家にインスピレーションを与えてきました。フランス語のオペラで最も有名なのは、マルカントワーヌ・シャルパンティエの《メデア》です。ラインアウト・ファン・メヘレンと彼のアンサンブル a nocte temporis は、シャルパンティエの作品より20年前に発表されたジョゼフ=フランソワ・サロモンのバージョンを蘇らせることを選びました。1713年の《Médée et Jason》は忘れ去られていましたが、18世紀には一定の人気を博し、1726年にはブリュッセルのラ・モネ劇場で何度も再演されました。ジャン=フィリップ・ラモーの《イポリットとアリシ》の台本も手がけた修道士シモン=ジョゼフ・ペルグランは、この神話を非常に心理的に解釈しています。冒頭から登場人物たちは選択への疑念に満ちており、感情面で非常に魅力的で複雑なバージョンが描かれます。サロモンは情熱的なアリアと力強い器楽効果でその感情を際立たせます。

 

エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲールの《セファルとプロクリス》に続き、このベルギーのアンサンブルと指揮者は、2度目となるコンサート形式での tragédie lyrique に喜びを感じています。

 

共催:オペラ・ロワイヤル/シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクルズ、a nocte temporis

 

 

プレステージVIPカテゴリー:会場内の最上級席、プログラムとシャンパン一杯を無料でご提供。
プレステージカテゴリー:非常に良い席、プログラムとシャンパン一杯を無料でご提供。

プログラムとキャスト

フロリアンヌ・アスル – メデ
メリッサ・プティ – クレウス
アネリーズ・ファン・グランベレン – エウロペ、クレオーヌ
ジャンヌ・アムザル – メルポメネー、ネリーヌ
レイナウト・ファン・メヘレン – イアソン
シリル・コスタンゾ – クレオン
ナミュール室内合唱団のソリストたち
ヴィルジニー・トマ – コリントの女、魔女、ニンフ、女船乗り
ルノー・トリパティ – 船乗り(トリオとアリア)、第1のフューリー
マキシム・メルニク – コリントの男、魔術師、快楽の精、衛兵、第2の船乗り
サミュエル・ナモット – アルカス、第2のフューリー
フィリップ・ファヴェット – 悪魔、第3の船乗り、第3のフューリー
ナミュール室内合唱団
a nocte temporis
レイナウト・ファン・メヘレン – 指揮

 

プログラム
5幕構成のTragédie en musique、シモン=ジョゼフ・ペルグラン作の台本による作品で、1713年に王立音楽アカデミーで初演。

ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユきゅうでん、フランス語:Château de Versailles)は、1682年にフランス王ルイ14世(1638年 - 1715年、在位1643年 - 1715年)が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)である。ベルサイユ宮殿とも表記される。

パリの南西22キロに位置する、イヴリーヌ県ヴェルサイユにある。主な部分の設計はマンサールとル・ブランによっておこなわれ、庭園はアンドレ・ル・ノートルによって造営された。バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名である。

 

概要[編集]

ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が建造した宮殿である。そのため、フランス絶対王政の象徴的建造物ともいわれる。ルイ14世をはじめとした王族と、その臣下が共に住むヴェルサイユ宮殿においては、生活のすべてが絶対王政の実現のために利用され、その結果さまざまなルール、エチケット、マナーが生まれた。

 

噴水庭園

宮殿よりも噴水庭園のほうが建設にかかった労力は上で、宮殿建設の25,000人に対し、36,000人が投入されている。噴水にはルイ14世の三つの意図が込められている。

 

「水なき地に水を引く」
ヴェルサイユには近くに水を引く高地がない。ルイ14世は10km離れたセーヌ川の川岸にマルリーの機械と呼ばれる巨大な揚水装置を設置し、堤の上に水を上げさせた。そして古代ローマに倣って水道橋を作って、水をヴェルサイユまで運び、巨大な貯水槽に溜め込んだ。こうして水なき地で常に水を噴き上げる噴水庭園を完成させ、自然をも変える力を周囲に示した。

「貴族を従わせる」
ルイ14世は10歳の時にフロンドの乱で、貴族たちに命を脅かされたことがある。ルイ14世はこの体験を一生忘れず、彼は貴族をヴェルサイユに強制移住させた。

「ラトナの噴水」は、ギリシャ神話に登場するラトナ(レートー)が村人に泥を投げつけられながらも、息子の太陽神アポロンを守っている銅像と、その足元にある蛙やトカゲは神の怒りに触れて村人たちが変えられた像を、模った噴水である。ラトナとアポロンはフロンドの乱の時、彼を守ってくれた母と幼いルイ14世自身を示し、蛙やトカゲに変えられた村人は貴族たちをあらわしている。王に反抗をする者は許さないという宣言を示している。
「太陽神アポロンの噴水」は、アポロンは天馬に引かれて海中から姿をあらわし、天に駆け上ろうとしているものを模った噴水である。アポロンはルイ14世自身をあらわし、彼が天空から地上の全てを従わせると示している。

「民衆の心をつかむ」
ルイ14世は民衆の誰もがヴェルサイユに入るのを許し、民衆に庭園の見方を教える「王の庭園鑑賞法」というガイドブックを発行した。それには「ラトナの噴水の手前で一休みして、ラトナ、周りにある彫刻をみよ。王の散歩道、アポロンの噴水、その向こうの運河を見渡そう」と書かれている。民衆は、ガイドブックに従って庭園を鑑賞することで、貴族と自然を圧倒した王の偉大さを刷り込まれていった。夏、ヴェルサイユでは毎晩のように祭典が催され、訪れた民衆はバレーや舞劇に酔いしれた。

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