グノー ファウスト

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MAR 2026

 

グノー:ファウスト | 演出付きオペラ
ジュール・バルビエとミシェル・カレによる台本による5幕のオペラ。伝説とゲーテの戯曲に基づき、1859年にテアトル・リリックで初演。
上演言語:フランス語(フランス語と英語の字幕付き)
上演時間:3時間30分(休憩含む)

 

1859年の初演以来、グノーの《ファウスト》はフランス・オペラの最高峰に位置づけられてきました。ゲーテの原作はロマン派の芸術家たちに強烈な影響を与え、リスト、ベルリオーズ、グノー、そして後にボイトが音楽に仕立てました。グノーは1839年、ローマ賞での滞在中にこの作品に出会い、20歳の若さで心を奪われたのです。老境にある主人公が、科学も信仰も無意味と感じて自ら毒をあおうとする。ファウスト博士は悪魔を呼び出し、若さを取り戻すために魂を売り渡す——メフィストフェレスの力を借りて。こうして、マルグリットとの激しくも叶わぬ恋が始まり、やがて死に至ります。

 

音楽は20年の歳月をかけて熟成され、壮大な台本の構築、そして感情と効果に満ちた整合性のある作品が完成しました。舞台は中世ドイツの雰囲気に包まれ、ファウストの書斎、祭りの広場、マルグリットの庭や部屋、教会、山、牢獄と続きます。登場人物は強烈な個性で描かれ、舞台は目まぐるしく展開します。

 

グノーはまさに壮大なロマンティック・オペラを書き上げました。宝石の歌、トゥーレ王の歌、金の子牛、若さが欲しい!などの有名なアリアや、学生・兵士たちの伝説的な合唱(「祖先に不滅の栄光を!」)が観客に愛されています。幻想的な題材と情熱的な音楽が融合したフランス・ロマン派オペラの頂点といえる作品。パリで2800回以上の公演を重ね、1883年のニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の開幕作品としても選ばれました。

 

ジュリアン・ベールとヴァニナ・サントニの情熱的な歌唱、そしてヴェルサイユ宮殿王立歌劇場とトゥール歌劇場の合唱団が祝祭と聖なる救済の世界へと誘います。

 

共催:王立歌劇場 / ヴェルサイユ宮殿スペクタクル、トゥール歌劇場
初演:2026年3月4日、トゥール歌劇場
舞台装置、衣裳、小道具はトゥール歌劇場の工房にて製作

 

 

PRESTIGE VIPカテゴリー:劇場内の最上席、プログラムとシャンパン一杯付き
PRESTIGEカテゴリー:非常に良席、プログラムとシャンパン一杯付き

プログラムとキャスト

ジュリアン・ベール - ファウスト
ヴァニナ・サントニ - マルグリート
エレオノール・パンクラツィ - シーベル
ジュリー・パストゥロー - マルト
ルイジ・デ・ドナート - メフィストフェレス
アナス・セガン - ヴァランタン
ジャン=ガブリエル・サン=マルタン - ワーグナー
王立オペラのバロック・ダンス・アカデミー
トゥール・オペラ合唱団
王立オペラ合唱団
王立オペラ管弦楽団
ローラン・カンペロン、指揮
ジャン=クロード・ベルティ、演出
ルディ・サブンギ、美術
フランソワーズ・レーボー、衣装
クリストフ・フォレイ、照明
レヴェリアーノ・カミル、振付・演出助手

 

プログラム
ジュール・バルビエとミシェル・カレによる台本に基づく5幕のオペラ。伝説とゲーテの戯曲に基づき、1859年にテアトル=リリックで初演。

 

王立オペラによる新制作。

 

フランス語上演、フランス語・英語の字幕付き。

ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユきゅうでん、フランス語:Château de Versailles)は、1682年にフランス王ルイ14世(1638年 - 1715年、在位1643年 - 1715年)が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)である。ベルサイユ宮殿とも表記される。

パリの南西22キロに位置する、イヴリーヌ県ヴェルサイユにある。主な部分の設計はマンサールとル・ブランによっておこなわれ、庭園はアンドレ・ル・ノートルによって造営された。バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名である。

 

概要[編集]

ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が建造した宮殿である。そのため、フランス絶対王政の象徴的建造物ともいわれる。ルイ14世をはじめとした王族と、その臣下が共に住むヴェルサイユ宮殿においては、生活のすべてが絶対王政の実現のために利用され、その結果さまざまなルール、エチケット、マナーが生まれた。

 

噴水庭園

宮殿よりも噴水庭園のほうが建設にかかった労力は上で、宮殿建設の25,000人に対し、36,000人が投入されている。噴水にはルイ14世の三つの意図が込められている。

 

「水なき地に水を引く」
ヴェルサイユには近くに水を引く高地がない。ルイ14世は10km離れたセーヌ川の川岸にマルリーの機械と呼ばれる巨大な揚水装置を設置し、堤の上に水を上げさせた。そして古代ローマに倣って水道橋を作って、水をヴェルサイユまで運び、巨大な貯水槽に溜め込んだ。こうして水なき地で常に水を噴き上げる噴水庭園を完成させ、自然をも変える力を周囲に示した。

「貴族を従わせる」
ルイ14世は10歳の時にフロンドの乱で、貴族たちに命を脅かされたことがある。ルイ14世はこの体験を一生忘れず、彼は貴族をヴェルサイユに強制移住させた。

「ラトナの噴水」は、ギリシャ神話に登場するラトナ(レートー)が村人に泥を投げつけられながらも、息子の太陽神アポロンを守っている銅像と、その足元にある蛙やトカゲは神の怒りに触れて村人たちが変えられた像を、模った噴水である。ラトナとアポロンはフロンドの乱の時、彼を守ってくれた母と幼いルイ14世自身を示し、蛙やトカゲに変えられた村人は貴族たちをあらわしている。王に反抗をする者は許さないという宣言を示している。
「太陽神アポロンの噴水」は、アポロンは天馬に引かれて海中から姿をあらわし、天に駆け上ろうとしているものを模った噴水である。アポロンはルイ14世自身をあらわし、彼が天空から地上の全てを従わせると示している。

「民衆の心をつかむ」
ルイ14世は民衆の誰もがヴェルサイユに入るのを許し、民衆に庭園の見方を教える「王の庭園鑑賞法」というガイドブックを発行した。それには「ラトナの噴水の手前で一休みして、ラトナ、周りにある彫刻をみよ。王の散歩道、アポロンの噴水、その向こうの運河を見渡そう」と書かれている。民衆は、ガイドブックに従って庭園を鑑賞することで、貴族と自然を圧倒した王の偉大さを刷り込まれていった。夏、ヴェルサイユでは毎晩のように祭典が催され、訪れた民衆はバレーや舞劇に酔いしれた。

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