カルメン

上演時間： 3時間00分（休憩1回）

言語： フランス語

字幕： フランス語 / 英語

オープニング：

第一部 90分

休憩 30分

第二部 60分

終了

「私を愛していないなら、私はあなたを愛します。私があなたを愛するなら、気をつけて」と彼女がどれだけ警告しても、カルメンは男たちを魅了し、酔わせ、義務と理性を忘れさせます。こうして、恋に落ちたドン・ホセは、彼女の欲望以外に法律を知らない女性から投げられた花のために名誉を失うのです。

1875年3月3日、カルメンがオペラ・コミークで初演されたとき、この情熱的なジプシーがスキャンダルを巻き起こしたのも不思議ではありません。観客と報道陣はこの「カスティーリャの放蕩」に衝撃を受けました。ジョルジュ・ビゼーは36歳で亡くなり、彼の最後のオペラが世界で最も上演される作品の一つになるとは夢にも思っていませんでした。

カルメンに付随する神話やステレオタイプを避けて、カリクスト・ビエイトは生への情熱を持つ女性、死の一歩手前まで勇敢な女性の姿を描いた、過酷で感覚的な演出を届けています。

カルメン

作曲：ジョルジュ・ビゼー

初演：1875年3月3日　パリ、オペラ・コミック座

台本：ルドヴィック・アレヴィ、アンリ・メイヤック（フランス語）

原作：プロスペル・メリメの小説「カルメン」

あらすじ

時と場所：1820年頃、スペインのセヴィリャ

第1幕

セビリアの煙草工場でジプシーの女工カルメンは喧嘩騒ぎを起こし牢に送られることになった。しかし護送を命じられた伍長ドン・ホセは、カルメンに誘惑されて彼女を逃がす。パスティアの酒場で落ち合おうといい残してカルメンは去る。

第2幕

カルメンの色香に迷ったドン・ホセは、婚約者ミカエラを振り切ってカルメンと会うが、上司との諍いのため密輸をするジプシーの群れに身を投じる。しかし、そのときすでにカルメンの心は闘牛士エスカミーリョに移っていた。

第3幕

冒頭で、ジプシーの女たちがカードで占いをする。カルメンが占いをすると、不吉な占いが出て結末を暗示する。 密輸の見張りをするドン・ホセを婚約者ミカエラが説得しに来る。闘牛士エスカミーリョもやってきて、ドン・ホセと決闘になる。騒ぎが収まった後、思い直すように勧めるミカエラを無視するドン・ホセに、ミカエラは切ない気持ちを一人独白する。カルメンの心を繋ぎとめようとするドン・ホセだが、カルメンの心は完全に離れていた。ミカエラから母の危篤を聞き、ドン・ホセはカルメンに心を残しつつ、盗賊団を去る。

第4幕

闘牛場の前にエスカミーリョとその恋人になっているカルメンが現れる。エスカミーリョが闘牛場に入った後、1人でいるカルメンの前にドン・ホセが現れ、復縁を迫る。復縁しなければ殺すと脅すドン・ホセに対して、カルメンはそれならば殺すがいいと言い放ち、逆上したドン・ホセがカルメンを刺し殺す。

プログラムとキャスト

四幕のオペラ（1875）

クリエイティブチーム

ジョルジュ・ビゼー: 音楽（1838 - 1875）

アンリ・メイラック: 台本

ルドヴィック・アレヴィ: 台本

ケリ・リン・ウィルソン: 指揮者

カリクスト・ビエイト: 演出

アルフォンソ・フローレス: 舞台美術

メルセ・パロマ: 衣装デザイン

アルベルト・ロドリゲス・ベガ: 照明デザイン

チン・リエン・ウー: 合唱指揮者

キャスト

ステファニー・ドストラック: カルメン（2月7日 > 3月3日）

ヴィクトリア・カルカチェヴァ: カルメン（2月7日 > 3月19日）

ラッセル・トーマス: ドン・ホセ（2月7日 > 3月3日）

ジャン＝フランソワ・ボラス: ドン・ホセ（2月7日 > 3月19日）

アミナ・エドリス: ミカエラ

エルヴィン・シュロット: エスカミーリョ

ニコラス・ジョーンズ: ダンカイール

ロイク・フェリックス: レ・レメンダド

フロラン・ムビア: モラレス

ヴァルタン・ガブリエリアン: ズニガ

マルガリータ・ポロンスカヤ: フラスキータ

セラ・ピナル: メルセデス

パリ・オペラ座オーケストラと合唱団